枚方市の腰痛に強い先祖代々100年の歴史の鍼灸院です。つらい腰痛、腰の痛みを長年の鍼灸の技術で改善します。枚方市でどこに通っても治らない腰痛を根本から改善できる、ほねつぎ久保はり灸院です。

鍼灸・腰痛トピックス

2024.02.29

【鍼灸質問】「ハリを使いまわしたりとかしていないですか?」 「使い捨て針とキープ針どちらのほうが良いですか?効き目は変わりますか?」

こんにちは院長久保です。

 今回は

「ハリを使いまわしたりとかしていないですか?」

「使い捨て針とキープ針どちらのほうが良いですか?効き目は変わりますか?」

という二つのご質問にお答えしますね。 

最初の質問への回答ですが、

「当院では【使い捨て針】もしくは【個人専用針】を使用しているので、使いまわしや感染の心配はいっさいありません」。

絶対に安心して鍼灸治療を受けていただけます。

 

二つ目については、

「針先の形はどちらも一緒なので、効き目は一緒です。どっちを選ばれるかは、患者様のご希望に対応しております」

です。

 

以下、詳しく書いていきますね。

 

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当院で使用しているのは、日進医療器株式会社さんの「ユニコディスポ鍼」と「ユニコST鍼」です。

ディスポ鍼が使い捨て針で、ST鍼がキープ用の針です。

どちらも同じユニコブランドで針先も同じ形状なので、鍼の刺入感やひびきも一緒です。

では、どこが違うのかというと、我々施術側が持つ部分である「鍼柄(しんぺい)」の強度です。

 

使い捨て針は一回使ったら捨てますが、キープ針は高圧滅菌機を使ってすべての雑菌を滅ぼします。菌を殺す「殺菌」ではなく、菌を滅ぼす「滅菌」です。めっちゃ強いです。殺菌の上位互換バージョンです。

で、この高圧滅菌をかけるには相当な圧力がかかるので、鍼柄の強度をしっかり作らないと高圧に耐えられず破損してしまうんです。

ST鍼はそこをしっかり作っていますが、ディスポ鍼はそこの強さは必要ないので、作りがちょっとシンプルです。

 

ちなみに使い終わった使い捨て針は、医療用ごみとしての処理が必要で、そこら辺の燃えるごみとかに出してはダメです。

当院では、公益社団法人大阪府鍼灸師会が契約している医療用ごみ処理の認定業者さんに引き取ってもらっていますので、ここも安心してもらえると思います。

 

先ほども書いたように、針先の形は同じなのでどっちのほうが効くとかはありません。

毎回フレッシュな新品の使い捨て針を使うのもよし、SDGsに配慮してキープ針を使うのもよしです。患者様のご希望に沿って使わせていただいております。

特にご希望がなければ、僕は使い捨て針をお勧めしています。

 

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今回も長くなってしまいました。

 

医療器具である「針」をテキトーに扱って患者さんの健康を損なうことなど、絶対にあってはならない。

そして、我々治療を行う者の健康を損なうようなこともまた、絶対あってはならないのです。

 

鍼灸師には、患者様に安心して鍼灸施術を受けていただく義務があるとともに、我々施術者が安心して治療に集中できる環境を作っていく義務もあるのです。

 

上手くご説明出来ていますでしょうか? 

引き続き患者様からのご質問どしどしお待ちしております! よろしくお願いいたします!

 

院長 久保